02 椙森神社(恵比寿神)















所在地:東京都中央区日本橋堀留町1-10-2

最寄り駅:
都営地下鉄浅草線「人形町」駅
東京メトロ日比谷線「人形町」駅・「小伝馬町」駅

祭神:倉稲魂大神(ウカノミタマノオオカミ)、素戔嗚大神(スサノオ)、大市姫大神(オオイチヒメ)、大己貴大神(オオナムチ)、四大神、恵比寿大神

創建は平安時代と伝えられている。
天慶3年、俵藤太秀郷は椙森神社に祈願し、平将門を倒したお礼として白銀の狐像を奉納したそう。
文正元年の頃、日照りに悩んだ江戸城の太田道灌は雨乞を執り行い、霊験があった事から大いに喜び山城国稲荷山より大神を分霊して椙森稲荷五社大明神を祭ったとされている。
江戸時代には、多くの杉の木がある社として、江戸の三森と呼ばれ諸大名の崇敬者も多かったそう。また花相撲(勝敗が番付に関係ない興行の相撲)や富興行(宝くじの起原といわれる、くじ引きの一種)等も行われ、江戸市民からも愛され賑わった事を伺わせる。
神社や寺院などが自然災害により倒壊、火災で焼失した場合に建築費用を捻出するために幕府の許可を受けて行っていたといわれている。
相殿された恵比寿神は、江戸時代中期に信仰心の厚かった吉川惟足が五社稲荷の一社なる大己貴大神のご託宣をうけ西の宮の恵比寿神を祭った事が始まりといわれている。


椙森神社に祀られている恵比寿神は商売繁盛・除災招福の神様とされている。


参考文献:
東京都神社名鑑(上巻)、日本橋・京橋地区(現東京都中央区)に所在する全神社の由来に関する実地調査、中央区史(上巻)、椙森神社所蔵文書

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協力:椙森神社