05 末廣神社(毘沙門天)
■所在地
東京都中央区日本橋人形町2-25-20
■最寄り駅
東京メトロ日比谷線「人形町」駅
都営地下鉄浅草線「人形町」駅
祭神:稲荷大神(イナリダイミョウジン)、伊邪那岐神(イザナギノカミ)、伊邪那美神(イザナミノカミ) 日前大神(アマテラスオオミカミ)、北野大神
(キタノオオカミ)、手置帆負神(オオキホイノカミ)、彦狭知神(ヒコサシリノカミ) 淡島大神(アワシマノカミ)、八幡大神(ヤハタノオオカミ) 猿田彦神(サルタヒコノカミ)、平大神(コトヒラノオオカミ) 天日鷲神(アメノヒワシノカミ)、大宮能売神(オオミヤノメノオオカミ) 大国主神
(オオクニノヌシノカミ)
松島神社の創立は定かではないが、鎌倉時代の元享元年以前といわれている。
昔この辺り一帯は海であり、柴田家の祖先が下総国から松の生い茂った島に移り住み、邸内に諸神を勧請し、全島の鎮守神として、松島稲荷大明神と唱えたといわれている。
正徳3年には、大名屋敷を造営するために周辺の海を埋立て日本各地から大工、左官、家具職人などが集まり住まいを構えたと言われている。町の中心に松島稲荷が鎮座しており、地名を松島村と称した。
地方から上京した住民が故郷の神様を合祀しお供えをしていたためご祭神が14柱と多くなっている。
この地で有名な人形師が多かったこともあり人形の町のお稲荷さん、鳥の神様が祀られている事から人形町のおとりさんと称して尊崇する人々もあるそう。
松島神社の社号は、大正5年に松島稲荷大社から松島神社と改めたといわれている。明治七年の鎮座地は旧松島町46番地といわれていますが、度重なる震災により遷宮をしている。大正12年に社が焼失してからは旧松島町46番地に遷宮し社が完成したのは大正13年といわれている。
昭和8年都市計画法の実施に伴い蛎殻町4丁目に改称し、松島町はなくなってしまったそう。
松島神社に祀られている大黒神は五穀豊穣、出世開運、商売繁盛の神様とされている。
参考文献:
東京都神社名鑑(上巻)、日本橋・京橋地区(現東京都中央区)に所在する全神社の由来に関する実地調査、中央区史(上巻)、東京七福神を歩く
MOVIE
協力:末廣神社